サンディエゴから東へアリゾナ州に向かって走るI-8と言うハイウェーがあります。三連休の真ん中の日曜日、そのI-8 に沿っている、ルート80と言う歴史的な古い道路をのんびりと走ってみました。
最初に訪れたのは1917年に建造された橋。
この近くの山はところどころにユッカの花がすくっと立つ、緑の潅木地帯。
Guatayと言う村にあるギャラリー。期待をしていなかったのですが、なかなか素敵なギャラリーでした。絵画、ガラス、陶器、それも志野焼きとか、濱田庄司の影響を受けたアメリカ人の作など、よいものが置いてありました。もちろんお値段もそれなりでしたが。
隣のスプーンギャラリー(Tryyn Spoon Gallery)。木目のきれいな色々な用途のスプーン類が所狭しと並んでいます。ここで、お値段の手ごろなしおりとバターナイフを買い求めました。そうしましたら、もう一つおまけの小さなスプーンと古い本をいただきました。優しい目をした話好きのおじさんが、たまのお客さんに気を良くしたのか、結局ここで40分も過ごしました。
すっかりお腹をすかせた私たち。道路沿いに見つけた公園で日本のスーパー、ミツワで買ってきたお弁当を開きます。物産展をやっていたので、私は小樽のカニ、イクラ、蒸しうに、イカなどが入ったお弁当。こんなところでこんな素敵なお弁当が食べられるなんて、本当に幸せ。とても美味しかったです。
公園には砂漠の花、赤いインディアン・ペイントブラッシュが沢山咲いていました。来る途中の道路にもいまだにカリフォルニアポピーやルピナスが咲いていました。標高が高いので遅咲きなのでしょう。
更に車を走らせると一面の菜の花。花のピークが過ぎたので少し色が緑がかっていますが、カメラに収まりきらない広い菜の花畑でした。
途中、何台も国境警備隊(Border Patrol)の車に出会いました。道路の途中には検問所もありました。それもそのはず、ここはメキシコとの国境は目と鼻の先なのです。茶色に伸びる塀が国境です。
国境のそばにはサンディエゴからメキシコを通り、アリゾナへ向かった古い鉄道線路があります。もちろん今は使われていません。
最後のスポットは砂漠の景色を見ることが出来るタワー、Desert View Tower。入場料に3ドル50とありましたので、上りませんでしたが、アンザ-ボレゴ(Anza-Borrego)の砂漠が一面に見渡せました。正に砂漠。一本の草も生えていない荒涼とした景色です。
後はひたすら現在のハイウェーI-8 を西にサンディエゴの我が家へと走りました。合計5時間のちょっとした遠足でした。