このレシピの元の名前はタイ語でChoo Chee Gkoong。英語名はChoo Chee Red Curry Shrimp with Kaffir Lime Leaves And Basil と言う大変長い名前です。このレシピの本を書いたKasma Loha-Unchitさんによれば、このカレーは赤くてとても辛くドロッとしていて、煮立つほど熱く、チューチー(Choo Chee)と音がするほどだからなのだそうです。
今風に日本語に訳せば激辛レッドカレーとでもなるのでしょうか。或いはチューチーを生かして、ヒーヒー・レッドカレー?
名前はどうあれ、このカレー、素晴らしく美味しく出来ました。材料はエビの他に魚やホタテ、或いはイカや貝でも良いのだそうです。魚はグリルしたりフライにしてその上にこのソースをかけるのも美味しいそうです。
私はヒーヒーいうほど辛くしませんでした。家で作ると自分好みの辛さに出来るので便利です。ご飯はタイらしくもち米にしました。
付け合せはしいたけと鶏肉のスープときゅうりとシャロットのサラダです。
エビのレッドカレー(Choo Chee Gkoong)
レシピ:Kasma Loha-Unchit著「Dancing Shrimp」より
材料(4-5人分)
エビ 中型 450g
セラノ、またはハラペニョ、フレスノペッパー オレンジか赤 3本
濃いココナッツクリーム 1カップ(出来ればMae Ploy かChao Kohのブランド) 缶を振らず、上の濃い部分は後で使うので取っておく。
レッドカレーペースト 大匙2-3(私は大匙1にしました):Mae Ployブランドが好ましい
ナンプラー 適宜(レッドカレーペーストの塩加減により入れなくとも良い)
パームシュガー 小匙2
カフィールライムの葉 8枚 細い千切り
タイバジル ½-1カップ
タイバジルの花と葉 飾り
1.エビは殻をむき背綿をとり観音開きにする。(塩水で洗い、その後真水で何度かすすぐ。)調理する前まで20分くらい室温に置いておく。
2.2本のペッパーを輪切りにし、石臼と杵で粗いペースト状にする。残りの1本は2.5センチの千切りにする。(辛いのがお好きな方は種ごと)
3.2/3カップのココナッツクリームを煮立てる。泡だって、オイルの部分と分離するまで煮立ったら、レッドカレーペーストを入れて溶かす。
4.火を強め、残りのココナッツクリームを入れ、かき混ぜ、必要ならナンプラーを入れる。砂糖を入れて溶けたら、エビを入れ、カフィールライムの葉を入れる。
5.エビが煮えたらタイバジルの葉を入れ、かき混ぜて火を止める。皿に盛りタイバジルの葉を飾る。
私はココナッツクリームが残るのももったいないので、一缶全部使いましたが、丁度良い濃さでした。Chao Kohのブランドを使ったのですが、ココナッツクリームが濃厚でとても美味しかったです。
タイ料理にはカフィールライムの葉が良く使われます。少し山椒のような香がします。サンディエゴでは中華のスーパー、99ランチで売られていますが、我が家にはライムの木があるので、カフィールの種類ではないようですが、同じような香がするので、我が家産を使います。手に入らなければ、使わなくともよいと思います。