カレイの煮付けはあまりに淡白すぎるので、胡麻油でソテーしてから煮汁で煮ます。魚を引き上げた後の煮汁に軽く絞った大根おろしを加え、片栗粉でとろみをつけました。胡麻油を使ったことで、味にコクが出ます。これは
キッコーマンのサイトを参考にしました。(青字をクリックするとキッコーマンのサイトにいきます。)
副菜は久しぶりに茶碗蒸しです。本当に何年振りでしょう。茶碗蒸しは病気になった時の定番でした。それで、いつの間にか、茶碗蒸しイコール病人用の食事という気がして、避けていたこともあります。
私の茶碗蒸しの卵と出しの量は吉兆さんを参考にしています。つまり、たまごの重さの5倍の出し汁です。昨日はたまごが1個70g でしたので、出し汁は350cc。我が家はこのかなりゆるめが好きです。私の母もそうでした。これでほぼ3人分です。
茶碗蒸しを作るとき、母は必ずかつお節を削りました。時々は私がその役をおおせ使いました。根気の要る、あまり面白い仕事とは言えず、飽きた私が「これくらいでいい?」ときくと、たいていは「まだまだ」と返されて、ため息をついたものでした。
夕べの茶碗蒸しはお惣菜ですから、中味もありあわせで、干ししいたけ、鶏モモ肉、そして長いもです。長いもを使うのは母から受け継ぎました。ほっくりして、案外美味しいものです。
もう一品はインゲンの胡麻みそ和え