やせっぽちソプラノのキッチン

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八月の北海道 -岩内からニセコへ-      8・29・2010

第九日目  8月15日(日)


高島旅館での朝食は1階の食堂です。テーブル席は二組だけの小部屋で、この旅館は静かでゆったりとしています。

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花瓶にさされた山アジサイと緑の景色を眺めながら、最初に出てきたものは、イカソウメン。氷の上の涼しげな真っ白なイカです。朝から豪勢ですね。

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海草のお味噌汁もホッケの焼き物もとても美味しかったです。
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デザートのパイナップルもとても甘くておいしかったです。
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珈琲豆を挽く音が聞こえてきました。良い香りとともに運ばれてきたコーヒー。

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この日はニセコまでのドライブですから、ゆっくり宿を出ました。

最初に向かったのはすぐそばの荒井記念美術館。ここはピカソの版画267点を所蔵し、郷土が誇る画家、西村計雄(にしむら・けおう)の絵画、そして生まれ出づる悩み美術館として、有島武郎ゆかりの絵画が展示されています。1階には200人を収容するコンサートホールもあり、岩内の芸術の拠点とも言うべき素晴らしい建物です。但し、この大きな建物にはエレベーターがなく、それがバリアフリーを目指す今時には残念に感じました。

次に向かったのは木田金次郎美術館。木田金次郎は有島武郎の小説「生まれ出づる悩み」のモデルなそうです。西村計雄と違って、美術の専門的な教育は受けなかったようですが、彼もまた岩内が誇る芸術家の一人です。

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美しい海岸の近く、山懐にひっそりある岩内の町に、こんなに素晴らしい美術館が複数あるというのはすごいことです。(もう一つ、西村計雄単独の美術館もあります。)

午前中に二つの美術館巡りをした後は、ランチの場所へと車を走らせます。真狩(まっかり)にあるお蕎麦屋さん「いし豆」です。石臼でてびきしたそば粉と羊蹄山の湧き水で捏ねた蕎麦なのだそうです。

生憎の曇り空で、羊蹄山は見えませんが、両脇が緑ばかりの66号線の中に、「いし豆」はポツンと立った一軒家です。何人もの人が列を作っていなかったら、見逃してしまいそうです。

お店の横の庭には蕎麦の花が咲いていました。
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お店に着いたのは12時20分頃。最後尾の方に伺いましたら、もう15分待っているとおっしゃいました。遠路はるばるここを目指してきたのですから、私たちも最後に並びました。

裏庭には季節の花々が
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待つこと45分。やっと順番が来て、中の椅子に座りました。注文してから更に15分。私の頼んだとろろ蕎麦がきました。夫はとりゴボウ。これもおいしそう。

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蕎麦は薄い緑色をしていて、噂どおりとてもおいしいおそばでした。自分でも蕎麦を打つ夫の厳しい目と舌には、「まだまだ、改善の余地有」でした。なぜかと言うと、最後の方になると、お蕎麦が2センチくらいに切れてしまうからです。超一流のお蕎麦屋さんでは、決してこのようにはなりません。

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私の目には、お店の方はまだ客あしらいに慣れていないように見受けました。噂が先行して、沢山のお客が来すぎて、どうしてよいのか分からないのではないかと思います。お蕎麦は普通は回転が速いものです。先に注文をとったり、グループの人数と名前を先着順に書いておけば、もう少し早い対応ができるのでは、とひとさまのことですが、気になりました。

でも、おいしいおそばですので、今後に期待したいところですが、私たちはまた訪れることがありますかどうか。

お蕎麦を食べるのはあっという間です。雨が降ってきた中を、今夜の宿、ニセコに向かって走りました。
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by Mchappykun | 2010-08-30 02:48 | 旅行