4-5日和食から遠ざかっただけで、和食が恋しくなります。年を取れば取るほど、食の好みは和食に傾いていきます。そうかといって明確に、これが食べたいと言うものがあるわけではないので、とりあえず、ニジヤさんに出向きました。
ニジヤさんで調達したもので調理したものは、次の五品です。
海老とシメジのみぞれ蒸し
海老は殻をむいて背綿をとり、三つに切ります。シメジと一緒に少量の塩と酒を振り、蒸し器の中へ。一方大根おろしを軽く絞り、かつおの出し汁少量と薄口醤油をたらし、火にかけます。ふつふつしてきたらレモン汁を絞り、蒸しあがった海老とシメジの上に載せます。シメジと海老の相性が良く、とても上品な味に仕上がりました。
鯛のやまかけ
鯛の刺身は薄く切り、わさび醤油であえておきます。長芋をすり、ほぐした卵白を混ぜあわせ、鯛の上にかけます。とろろに卵白をあわせることで、口ざわりがなめらかになります。(卵白はマヨネーズを作ったときのあまりです。)鯛に醤油の味がついているので、とろろには醤油はかけないで、充分です。マグロのやまかけより高級感があります。
ふろふき大根
大根は昆布と酒を入れた水で柔らかに煮ます。味噌は作り置きがあったので、それを使いました。本当は赤味噌の方が色が映えるのですが、作ってあったのは白味噌でしたので、色が少しぼけてしまいました。大根は見た目はとてもよかったのですが、ちょっと繊維質で残念でした。
春菊の胡麻和え
この胡麻も黒胡麻が良かったのですが、黒胡麻の買い置きがなく、仕方なくタヒニを使いました。
烏賊のうに和え
練りウニを酒で伸ばし、烏賊の刺身の細切りを和えました。
最後に、材料を無駄にしたくないのでもう一品。大根を使ったときに余った皮は角切りにして、しょうがと一緒に醤油を加え、ひと煮立ちさせると、漬物の代わりになります。