11月は私たちにとってのイヴェントが目白押しです。結婚記念日に始まり、夫の誕生日、私の誕生日、そして感謝祭。大体夫婦の誕生日が近いのに、なぜ、結婚式まで同じ月にしたのか、もう少し一年、12ヶ月色々なイヴェントがばらついていた方が良かったのですが、今更仕方ありません。
さて、昨日の結婚記念日はレストラン、
Addison でお祝いをしました。我が家から車で15分ほどのゴルフコースに面した素敵な場所にあります。天井が高く、床には美しいタイルがはめ込まれた瀟洒な建物です。(青字をクリックするとレストランのホームページにいきます。)
ネットのレヴュー通り、食事もとても美味しく、サーヴィスも満点。気持ちよく楽しい時を過ごすことが出来ました。サンディエゴで今まで行ったレストランの中では一番良いレストランでした。
写真をとってもいいですか。とウェーターの方に聞きましたら、「もちろんどうぞ」と笑顔で言ってくださいましたので、心置きなく撮らせて頂きました。でも、シャッター音も消して、ストロボもたきません。(最近のカメラの機能はすごいですね。)
レストランの内部
まずはピンクのシャンペンで乾杯。
最初のアミューズ。スモークドサーモンのピュレとクレームフレシェ、コーニション。上の緑色はライムの皮です。スモークドサーモンとクレームフレシェがこんなに合うというのを始めて知りました。ピュレにしなくとも美味しいと思いますので、今度試して見ましょう。
二つ目のアミューズ。パフの中にはベシャメルソース。程よい熱さでしたが、もう少しパフがサクッとしていたら満点でした。
私が頼んだHiramasa Crudo。日本語とスペイン語がミックスされています。ヒラマサのセヴィチスタイルで、柚子のドレッシングでした。私には少し酸味が強く感じましたが、半分ずつ食べた夫は丁度良いすっぱさと言っていました。上に載っているピクルスが酸っぱかったのかもしれません。
夫が頼んだ帆立とほうれん草のソース。この泡は卵の白身?この泡のデコレーションは最近の流行のようです。これは帆立が新鮮で、焼加減が最高でした。
夫のConfit of Porc Salée。これは英語とフランス語のミックスです。塩豚のコンフィ。柔らかな豚肉と上のカリカリは青りんご。絶妙なハーモニーでした。左が味噌、右がマスタードのソース。
私のメイン、Loup de Mer。ルゥ・ド・メールはフランス英語で魚の一種、Seabass (スズキの一種)とのこと。海老(ルッコラに大方隠れています)、そして別の器に貝のスープ。この魚のグリルが、皮はパリパリ、そして熱々、海老も大きな海老でとても美味しかったです。この魚のグリルは2年前フランスの
La RochelleのレストランRichard et Christopher Coutanceauで頂いた味にとても近かったです。貝のスープも幾分塩味がきついようにも思いましたが、貝からでた旨みがたっぷりでした。(青字をクリックするとLa Rochelleの旅行記に行きます。)
夫のメインはRis de Vaeu(仔牛の胸腺)。私も一口食べましたが、トロっとして なかなか美味しいものでした。
デザートの前にチーズプラター。私は一種類、夫は二種類頂きましたが、写真を撮りそこねました。
プレデザートは青りんごのシャーベットに柚子のアイスクリーム。これもさっぱりとして、青りんごの香りがよく美味しかったです。
デザートは私はPassion fruit Vacherin。ヴァシェランはメレンゲの中にクリームが入っていています。メレンゲもクリームもとてもなめらかで、どうやったらこんなにきれいに出来るのでしょう。 別皿に盛ってあるのはハイビスカスのシャーベットとラズベリーです。
夫のパンナコッタも一口頂きましたが、私が作るのとはやはり大違い。とてもなめらかでした。丁寧に手間をかけていることが分かりました。
最後はミントのチョコレート
最初から最後まで本当に美味しく、盛り付けも美しく、やはりプロは違うとうならされたディナーでした。
レストランを出ると、車寄せにちゃんと車がドアを開けて待っていました。最後まで至れり尽くせり。こんなに気持ちよくレストランを後にしたのは、久しぶりでした。Addisonのシェフの方、スタッフの方、素敵な結婚記念日の夜をありがとうございました。