昨日は忙しいわけではないのに買い物に行きたくなく、あるもので夕食を済ませることにしました。
冷蔵庫にある友達の庭で採れた南瓜。一人暮らしで大きな南瓜を消費するのは時間がかかり、やっと半分になったのですが、これを消費するためと使ってしまいたい生クリームでスープ。南瓜はこれまでで、ようやく四分の三を使いました。浮き身はりんごの粗みじん切りとローストした胡桃です。
大体常備してある生ハムのパック。これに合わせる果物がなく、無い知恵を絞りました。スープでほんの少し使ったりんごがもったいないので、これをソテーして付け合せにすることに。フライパンにバターを溶かし、ブラウンシュガーを入れ少しキャラメライズしたところに薄切りのりんごをソテーしてバターと砂糖を絡ませ、ブランデーを注いでアルコール分を飛ばします。
石榴の粒を散らし、緑がないのが寂しくて、鉢植えのセイジにしましたが、ちょっと香りが強すぎたかも。
冷凍庫に5個ばかり残っていた帆立はオーブン焼き。玉葱とガーリックのみじん切りをオリーブオイルでソテーし、生ハムの角切りを加え、更に白ワインを入れ、ひと煮立ちしたら火を止めて生パン粉とパセリのみじん切り、塩胡椒を加えます。オーブンプルーフの皿(あったら帆立の貝殻の方がよいです)にバターを塗り、帆立をおいてレモン汁を振りかけます。先ほどのパン粉を載せて、200度C(400度F)のオーブンで15分。
このレシピはPenelope Casas著「The Foods & Wines of Spain」からのもので、ガリシア地方の典型的な料理の一つなそうです。特にSantiago de Compostelaの今ではパラドールになっているHostal de los Reyes Catolicosで出すこの料理は特に美味しいそうです。2008年に夫と共にこの
パラドールに泊まったことは今でも忘れられない良い思い出です。
まだ残っているりんごはこれまた少しばかり残っているラズベリーと共に白ワインに入れて即席サングリア。
怠惰な気分が支配的だった日の夕食としては洒落たものになりました。
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