出盛りのチェリーを使ったデザートが作りたくて、パイにしてみました。
去年は焼き上げた小さなタルトにチェリージャムを詰め、その上にアイスクリームと赤ワイン煮をかけた、
チェリー・チェリー・タルトを作りました。
でも、今年はチェリーが丸のまま外から見えて、8人くらいで食べられる大きいパイを思い描きました。「赤毛のアン」に出てくるチェリーパイ。そのうち「花子とアン」にも登場するのでしょうか。(中学生の頃夢中で読んだ「赤毛のアン」シリーズ。今はほとんど覚えていませんが。)
赤黒いビングチェリーを沢山(約1キロ)買ってきて、また赤ワイン煮にしました。ジャムと味比べをしたら、赤ワイン煮の方がずっと甘さが控えめなのにコクがあって美味しかったからです。
今回の分量は、チェリー(約900g)、砂糖(200g)、赤ワイン(メルロー、350ml)、バルサミコ酢(大匙2)、コーンスターチ(小匙4を赤ワイン大匙2に混ぜたもの)です。(汁を少なめにしたかったので赤ワインの分量を少なくしましたが、
作り方は以前と同じです。)
パイ生地をバターを塗ったパイ皿に端から垂れるように敷き、チェリーの赤ワイン煮を敷き詰めます。上記の分量で作ったものの約2/3を使いました。あまり汁は入れないように。と言っても、汁を漉す必要はありません。多少は入った方が良いです。
端から垂れているパイ生地を織り込んでチェリーにかぶさるように、2センチくらい縁を作ります。
200度C(400度F)に温めていたオーブンの中段に置き20分、オーブンの温度を180度C(350度F)に下げて、更に25分ほど。途中アルミホイルをかぶせて焦げないようにします。
ふちが狐色になって、串を刺しても何も付いて来ないようになったら、オーブンから取り出してラックで冷まします。
少し温かなうちか、室温になってから切り分けます。お好みでアイスクリームと一緒にお召し上がりください。
クラストもサクサクして、お友達にも大好評でした。
パイ生地(9インチ、22ー23センチの型)
材料:カップはアメリカサイズの250ml
小麦粉 1と1/2カップ
粉砂糖 1/2カップ(私はこれより幾分少なめにしました。)
塩 小匙1/4
冷たい無塩バター 大匙9 1センチ角に切る
冷たい卵の黄身 大1個
上から4つの材料をフードプロセッサーにかけて、オートミールくらいの大きさになったら、卵の黄身を3ー4回に分けていれる。一回毎に10秒撹拌する。最後の黄身を入れたら全体の材料が一まとまりになるまで撹拌する。
まな板の上にラップを敷き、生地をラップでくるんで一纏めにする。あまり柔らかだったら冷蔵庫か冷凍庫で冷やす。
生地を2枚のラップに挟んで麺棒で伸ばす。型の端から少し垂れるくらいの大きさに伸ばしたら、上のラップを取り、もう1枚のラップを上にして型に敷く。ラップの上から空気が入らない様に、底と脇に貼付ける。
このままチェリーの赤ワイン煮を入れてそのままオーブンに入れて焼きます。(冷蔵庫で冷やす必要はありませんが、すぐに焼かない場合は冷蔵庫で保管。でもあまり長時間は置かない方が良いと思います。)
ご訪問ありがとうございました。