週末に日本食料品店、ニジヤさんを訪れるのはちょっと楽しみです。一番品揃えが豊富だからです。土曜日が一番良いのですが、最も込み合う曜日なので、金曜日に出かけました。
そして、珍しいものがありました。金目鯛のお刺身です。ニュージーランド産ですが、皮付きのサクです。丸のまま輸入してこちらで捌いたのでしょうか。
斜めにしたまな板を流しに立てかけ、金目鯛にさらしの布をかけ、その上から熱湯を注ぎ、すぐに氷水で冷やします。冷たくなったらペーパータオルでしっかり水分を拭き取り、切りかけ作り(一度切り目を入れ、2度目に切り離します。)に。
もう一つ珍しいもの。キビナゴのお刺身です。こちらは日本からの空輸。お刺し身に作ってあるので鮮度が心配でしたが、1パック1.99ドルとお買い得でしたので、たとえそれほどでなくともお財布も心も傷まないと思い購入。こちらは生姜醤油で。
一月程前から出始めた中国産の筍。日本の香り高い筍とは雲泥の差ですが、自分で茹でた筍はやはり美味しい。菜の花は値段をつけて売られているのがおこがましいような黄色く萎びたものしかなかったので、チャイニーズブロッコリ(ガイラン)を求めました。
筍の煮物には母がしていたように花鰹を入れたまま炊きました。ガイランは湯がいてから味を含ませ、最後に塩抜きした生若布。
姫皮は酢味噌和え。
インターナショナルな食材で春らしい和食。金目鯛がことのほか美味しく、心も身体もウキウキ、春に包まれた夕餉でした。
ご訪問ありがとうございました。