やせっぽちソプラノのキッチン

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メルボルン旅行記(5)ー最終回ー         9・1.2009

第五日目   8・26・2009

 夫が会議でもらってきた半額になるメルボルン博物館の切符があったので、行ってみることにしました。この日の夜は、博物館で会議のバンケットが開かれるのですが、他に行きたい所もなく、半額の切符につられたのです。

 ホテルから北へ歩いて約15分。博物館はカールトン・ガーデンズの緑に囲まれた中、一面のガラス窓のコンテンポラリーな建物です。となりには19世紀末に建てられたロイヤル・エクジビション・ビルディング。ここもまた、新旧の建物がコントラストをなしています。

博物館のとなりのビルと噴水
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コンテンポラリーな博物館
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公園には冬だというのに、アイリスが咲き、木々の芽がふくらんで、春が間近いことを知らせていました。

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25年前、冬の日本から来たメルボルンは夏の真っ盛り。色とりどりの花がきれいだったのを今でも覚えています。
25年前のメルボルンの公園で。娘もこんなに小さかった。
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さて、博物館の正面玄関を入ると、巨大なスケルトンに度肝を抜かれました。
これは鯨。
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そして恐竜の群れ。
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私はアボリジニのコーナーが一番好きでした。でもこのコーナーだけは撮影禁止でした。

 一巡りしてもまだ11時。そこで、少し迷った挙句、後20ドル余計に出して、ポンペイの一日という展示会を見ることにしました。迷ったのは20ドルをケチったからではありません。1980年に本物のポンペイを訪れたことがあるからです。当時イギリスに住んでいた私たちは、休暇でソレントへ行き、ポンペイにも立ち寄ったのです。実際に見たポンペイは素晴らしいものでした。その時の感激をいまだに覚えているからこそ、躊躇したのです。ソレント旅行を終えてイギリスに戻った2-3日後にポンペイでかなり大きな地震があり、相当なダメージを受けました。私たちはとてもラッキーだったのです。

 この博物館のポンペイの一日も、かなり楽しめました。当時の屋敷の様子をコンピューター化してヴァーチャル・ツアーできるようにしたり、ヴェスヴィアス火山の噴火の様子を時間毎にシミュレーションして映画にしたりと、なかなか工夫されていました。

 夫とランチに行くために会議場で待ち合わせました。この日は先日見つけた餃子のお店です。私一人では行ったら悪いと思い行かなかったその日、夫は会議に来ていた私もよく知っているUさんと一緒にそこへ行っていたのでした。しかもとてもおいしいかったと言うではないですか。悔しがる私のために、今日もう一度行くことにしたのです。

 お店の名は「Hu Tong Dumpling Bar」。店内は木のテーブルと椅子がカフェのようなモダンな造りで、ガラス窓から餃子を作っている様子を見ることが出来ます。
15分待ちと言われ、店内で待つことにしました。それでも後から後から人がやってきます。とても人気のあるお店のようです。

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ここの目玉は何と言ってもスープ・ダンプリング、蒸餃子の中に熱々のスープが入っているものです。やはりこれが一番おいしかったです。

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あっさりとした麺のスープもおいしかったのですが、麺はいまいちコシがありませんでした。夫は台湾の鼎泰豊 (ディン タイ ファン)よりおいしいと言いましたが、私はやはり台湾の鼎泰豊のほうが上だと思います。ロサンジェルスにもおいしい餃子のお店がいくつかあり、何回か行きましたが、そこの方がここよりはおいしいと思いました。Hu Tongは皮があまりにつるっとしすぎていますし、中味もややコクが足りないように感じました。私は皮は少しコシのある方が好きです。それでも、このお店もかなりおいしい部類に入ると思います。

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 明日はメルボルンともお別れです。また長い時間を飛行機の中で過ごさなければいけないのは憂鬱ですが、我が家に帰るのはほっとします。

 25年前は5週間という長い期間でしたので、週末はずい分遠出をしました。観光用の蒸気機関車、パッフィン・ビリーで森の中、深い谷を見下ろす木の橋を渡ったり、The Twelve Apostlesと呼ばれる美しい海岸に聳える奇岩に感嘆したり、コアラ、カンガルー、ワラビー、ウォンバット、エミューなどのオーストラリア特有の動物も沢山見ました。

 今回は期間が短かったことと冬と言うこともあり、メルボルンの市内しか見ることが出来ませんでした。やはりオーストラリアは大自然の中に出て行かないと本当の楽しさは経験できないのかもしれません。

 最近、大都市はどこも同じになってきてしまいました。メインストリートにはルイ・ヴィトンやプラダ、グッチなどの高級ブランドのお店ばかりが立ち並び、それにナイン・ウェストやボディショップなどアメリカにもあるお店が沢山あります。それでも、まだメルボルンは昔風のカフェが多く、アーケード街などはユニークです。けれども、25年前のメルボルンの記憶が現在とつながらず、始めて訪れた街のように感じてしまいました。

 バンケットの会場の博物館からゆっくりと夜のメルボルンを歩いて帰りました。

 こんな風にそぞろ歩きできるのも治安が良いからです。ホテルの部屋からは街の灯が瞬いていました。

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                                           (おわり)
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by Mchappykun | 2009-09-02 03:35 | 旅行