やせっぽちソプラノのキッチン

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ワンコと朝のひととき   10・30・2010

今朝もサンディエゴは雨です。雨であろうが、曇りであろうが、晴れであろうが、犬のチャー君と毎日判で押したような朝が始まります。

ペンで囲まれたチャー君のベッドに行くと、待ってましたとばかり、お腹を見せて撫でて、撫でて、と甘えてきます。

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庭へ行って、御用を済ますと、私たちのベッドルームに入ってきます。写真ではのそっと入ってきた様に見えますが、実は全速力で駆けてきているのです。

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それからが忙しい。あっちを掻いたり、こっちを掻いたり、床の上でゴロンゴロンして、カーペットを前足で引っかきます。とても新しいカーペットになぞ変えられません。

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さて、居間に戻って、自分の椅子だと思っているオットマンに座り、ボールを捜します。

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やっと見つけたボール。でもすぐには私のところにやってきません。

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「おいで」というと、ボールを私のところに持って来て、遊ぼうというのはいいのですが、咥えたボールをなかなか放そうとしません。ボールを放してくれなかったら、遊べないのに。

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ボールを投げて、取ってくる遊びも2-3回でこの通り。すぐに飽きて、ボールを抱えたまま、またオットマンに偉そうに座りました。

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こんな風にして今日も一日が始まりました。
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by Mchappykun | 2010-10-31 01:48 | ペット

レッドスナッパーのパン粉焼き           10・29・2010

私は結構沢山の料理本を持っていますが、今までで一番お世話になった本はJulia Child の「Mastering The Art Of French Cooking」かもしれません。去年、映画「Julie & Julia」で有名になったので、この本がまた売れ出したそうですが、初版は1961年です。この本の優れているところは、材料と必要な調理器具が全て書かれているところと、初めてでもこの通りに作れば、失敗せずにとても美味しく出来る点です。この本のことは昨年ご紹介しました。(青字をクリックすると、以前のサイトに行きます。)

この本の流れで、Julia Childと友だちのフランス人シェフでアメリカに住んでいるJacques Pépinを知りました。この方のレシピも全て美味しく、失敗がありません。Julia Child と共著の本もありますが、Jacques Pépinのレシピは今風にカロリー少な目で、手軽に作ることが出来るレシピでありながら、本格的なおいしい料理です。(青字をクリックするとJacques Pépin のホームページにいきます。)

この二人の本はもう何十年となく使っています。本に書いてある通りに作って、失敗しない、ということはレシピが非常に優れている、ということです。きっと、本を著すに当たって、何度も試したのでしょう。

日本人でフランス料理の開拓者は辻静雄かもしれません。30年前のイギリスのグルメの本には日本人でただ一人、Foodieとして紹介されていた方です。この方の「家庭のフランス料理」(新潮社 昭和60年発行)の解説をピアニストの中村紘子さんがお書きになっています。この解説文がとても面白いのですが、最後にこんなことが書かれています。

この本の解説を依頼されたとき、辻静雄氏は言ったものだ。
「例の「楽しいフランス料理」の本、こんど改訂版を出すので、あの本のまま試みに作ってみました。ところが」
辻さんは、ここでちょっと声をひそめた。
「あのままじゃ、何度やっても作れないものがでてきましてね、いや、まいった」 (原文のまま)

辻静雄でさえ、こんなことがあったのですね。レシピ本を書くことがいかに難しく、時間と忍耐が必要かが分かります。

さて、夕べはJacques Pépinの本から、レッドスナッパー(キンメ鯛の一種)にパン粉をつけ、ブロイラーで焼いた料理を作りました。

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生パン粉、ガーリックと青ねぎのみじん切り、オリーブオイル、塩胡椒、溶かしたバターを混ぜて、魚のフィレに塗り、焼きました。 オイルはパン粉に入ってはいるものの、油で揚げたり、ソテーしないので、軽く仕上がります。レモンを添えてお召し上がり下さい。

昨日、いつものチーズやさん、Venissimoに行きましたら、ブッラータがありました。チェリートマトやレタスと一緒にサラダにしましたが、いつ食べてもブッラータは美味しいと思います。

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ブッラータはふにゃふにゃのチーズです。一応一口に切っては見たものの、まとまらず、真ん中に置いたら、ケーキのようになってしまいました。
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by Mchappykun | 2010-10-30 02:14 | 料理本

ビーフブルギニヨン    10・28・2010

このブログの右側に「エキサイト以外のブログ」という欄があります。この中の「la vida deliciosa por ヤブ姉」さんが、先日美味しそうなワインで煮込んだ牛肉のシチュウを載せていました。鍋ごとオーブンの中で煮込むシチュウ、私も以前は良く作ったものでした。この何年、とんとそんなシチュウを忘れていましたが、ヤブ姉さんのおかげで思い出し、作ってみたくなりました。(青字をクリックするとヤブ姉さんのシチュウのサイトに行きます。)

ヤブ姉さんのブログはお料理も美味しそうですが、他のテーマもとても楽しいです。文章に勢いがあって、ヤブ姉さんの前向きな姿勢が窺われて、こちらも元気をもらえます。

30年も前、イギリスでジュリア・チャイルドの料理本に始めて出会って、フランス料理のイロハを覚えました。ビーフブルギニヨンもこの本で学び、お鍋ごとオーブンに入れてコトコト煮るやり方を始めて知りました。

イギリスでの夫の職場には沢山のヨーロッパ人が勤めていました。ドイツ、フランス、ベルギー、イタリア、スペイン、ポルトガル、スエーデン、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、旧ユーゴスラビア、イギリス人等々。あの頃はしょっちゅうあちこちからお招きを受け、こちらも出来る限り招き返していました。

ある時フランス人のMさん夫妻からディナーに招待されました。そこで出されたのが、ビーフブルギニヨンでした。そのときの衝撃的な美味しさは今でも覚えています。前菜からデザートまで、ご主人のMさんが全部作られたのでした。奥様はお皿洗い専門。Mさんの応接間には彫刻の美しい、脇に蜀台のある年代もののアップライトピアノが置いてあり、譜面台には何気なく、ショパンのエチュードが開かれていました。

Mさんに訊いてみますと、Mさんが練習しているとのこと。ピアノを弾くことは知っていましたが、こんな高度な曲を弾くことにびっくりしてしまいました。ヨーロッパ人の教養の奥深さを垣間見た思いでした。Mさんは現在、或る重要な国際機関のトップに立っておられます。

私にとっては思い出深いビーフブルギニヨン。この料理を作りながら、イギリスでのことを色々思い出していました。ヤブ姉さん、久しぶりにこの料理を思い出させてくださって、ありがとうございました。

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サラダはにんじんとパセリ、ガーリック。上から赤ワインヴィネガー、塩、胡椒、サフラワーオイルをたらしただけの簡単でシンプルなドレッシングです。

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ビーフブルギニヨン(Boeuf Bourguignon)
レシピ:Julia Child[Mastering the Art of French Cooking]より
材料(6人分)

ベーコン 150g 2-3センチに切る
オリーブオイル又はサラダオイル 大匙1
にんじん 1本 薄切り
玉ねぎ 1個 薄切り
シチュウ用牛肉 1―1.3kg
塩、胡椒 適宜
小麦粉 30g
赤ワイン 600ml しっかりした若いワインがあいます(私はChiantiを使いました。)
ビーフストック 400-500ml
トマトペースト 大匙1
ガーリック 2片 つぶす
タイム 小匙1/2
ローレル 細かくちぎる
小玉ねぎ 18-24個 (丸のまま)
マッシュルーム 450g (大きいものは半分か1/4に切る。)
パセリ(飾り)


1.ベーコンを10分ゆでて、冷水にとり水気をふく。

2.オイルをオーブンプルーフの鍋に入れ、ベーコンを炒め、皿に取る。

3.同じ鍋に牛肉の水分をペーパータオルでしっかり拭き取り、全面が狐色になるように炒めて,ベーコンと一緒の皿に取る。

4.同じ鍋ににんじん、玉ねぎを炒め、狐色になったら、ベーコンと牛肉を戻す。塩、胡椒し、小麦粉を入れて混ぜ、230度C(450度F)に温めておいたオーブンに蓋をせずに入れる。

5.4分後に鍋を取りだし、かき混ぜ、またオーブンに4分入れる。

6.オーブンから鍋を取り出し、オーブンを160度C(325度F)に下げる。

7.鍋に、ワイン、ビーフストック、トマトペースト、ガーリック、タイム、ローレルを入れかき混ぜ、煮立ったら蓋をしてオーブンの下段に入れる。

8.オーブンの中に入れている間に、マッシュルームをバターとサラダオイル(分量外)で狐色になるまで、4-5分ソテーする。

9.小玉ねぎはバターとサラダオイル(分量外)で狐色になるまで、約10分炒めたあと、ワイン、ビーフストック(分量外)を入れて、蓋をし、40-50分煮込む。時々かき混ぜ、汁がなくなりそうになったら、足す。

10.約1-1時間半、肉が柔らかになったら、中味を別のボウルに移し、ソースを小鍋に入れて、煮立たせ、あくを取る。オーブンに入れた鍋を一旦きれいに洗い、牛肉などとマッシュルーム、小玉ねぎを一緒に入れ、ソースを上からかけ、温める。

11.鍋のまま食卓に出すか、皿にきれいに盛りつける。

付け合せはポテトのバター煮やパスタ、又は白いご飯も合います。ソースとじっくり煮込んだ玉ねぎがとても美味しく、レストランで頂くような味に仕上がりました。ジュリア・チャイルドの本では、オーブンで3-4時間煮込むと書いてありますが、この本が書かれた年代より調理器具の向上により、短時間で仕上がります。作り置きもできますので、お客様料理にも適しているでしょう。
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by Mchappykun | 2010-10-29 01:54 | レシピ

秋麗&ティラミス                 10・27・2010

久しぶりに朝から青い空が広がりました。これでこそサンディエゴ。からっと晴れ渡った空は正に秋晴れ。秋晴れに春の麗らかさを感じるのが、秋麗(秋うらら)とか。朝の7時には11度Cしかなかった気温が、11時には21度と10度も上昇しました。ワンコの散歩にでたら、汗ばむほどでした。

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楓の葉が真っ赤になりました。9月11日にアップした写真と比べると、色の変化が良く分かります。一ヵ月半かけて、徐々に色づいた楓。

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楓のお向かいにはこんなきれいな黄色い花の木が。名前は知りません。ご存知の方、教えてください。

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秋桜、コスモスもここは春から咲いていますが、やはり、秋にこそしっくりします。

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さて、一昨日作った洋ナシのエスプレッソ煮のソースが残ってしまいました。このソース、とても美味しいので、無駄にしたくなく、ティラミスを作ることにしました。

ティラミスは色々なレシピがありますが、私はあまり固くなく、マスカルポーネと生クリームの両方が入ったものが好きです。それで、Mario Bataliのレシピを基に、生クリームを加えてみました。

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とても美味しく出来ました。夫は私が作ったデザートの中で一番美味しいと言いましたが、どうでしょう。このようにほとんど火を通さないものは、材料の質が決め手です。マスカルポーネや生クリームはオーガニックの方が美味しいです。特にアメリカの乳製品はイギリスや北海道の製品に比べると、普通のものは質が良いとは言えません。エスプレッソは、Illyの豆を挽いて我が家で10年以上も愛用しているエスプレッソマシーンで作ったものです。作り手の技量が関係ないものをおいしいと言われてもね。

ティラミス
材料(4人分)

卵の黄身 1個
卵 1個 黄身と白身に分ける
マスカルポーネ 8oz (220g )
生クリーム 100ml
砂糖 大匙1

エスプレッソ カップ約1/2 (私は洋ナシを煮て余ったものを使いましたので、砂糖が少し入っています。お好みで、砂糖は入れないでも良いと思います。)
カルーアなどのコーヒーリカー  大匙1-2
レイディー・フィンガー 16本

チョコレート ビタースィート 適宜 ピーラーで削る

1.卵の黄身2個と砂糖を湯煎にかけながら、泡だて器でぽってりするくらいにかき混ぜて、冷ます。

2.1にマスカルポーネ (室温) を少しずつ入れて、かき混ぜる。

3.別のボウルに生クリームを泡立てて、2に少しずつ入れてなめらかにする。

4.卵の白身を塩少々を入れて硬く泡立てて、3に加えて、冷蔵庫で冷す。

5.サーヴする直前にレイディー・フィンガーをエスプレッソにコーヒーリカーを加えたものに浸し、ワイングラスなどの器の底に敷く。上に4を載せる。これをもう一度繰り返す。

6.チョコレートを散らして、サーヴする。

本当は自分でレイディー・フィンガーを作れば、もっとおいしいものが出来ると思います。私は今回はそこまでする気はなく、市販のものを使いましたが、エスプレッソのソースが美味しかったせいで、市販でも大丈夫でした。ただし、市販のアメリカ製のレイディー・フィンガーはふやけやすいので、長く置かず、すぐに召し上がって下さい。もし、どうしても時間を置く時は、浸さず、刷毛で両面を塗ったほうが良いでしょう。
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by Mchappykun | 2010-10-28 05:10 | レシピ

和食のお惣菜三品                 10・27・2010

いつもの音楽仲間とランチをした後、日本食料品店、ニジヤさんに立ち寄りました。何にしようかと考えあぐねながら手にとったものは、さわらの切り身、切り干し大根、日本のピーマン。

鰆は切り身を更に三つに切り、片栗粉をまぶしてサラダオイルで焼き色をつけます。かつおの出し汁にみりんと醤油で味をつけ、冷蔵庫にあったたけのこを最初に入れ、やはり残っていた豆腐を加え、焼いた鰆を入れて、ふつふつ煮ます。最後に大根おろしの水気を切って加えました。お皿に盛ってからしょうがを載せます。

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生しいたけとピーマンは鰆を焼いている同じフライパンの端で焼きます。焼けたものから、酒、みりん、醤油を同量加えたたれの中に漬けておきます。

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切り干し大根は水で洗ってから、たっぷりの水に5分ほど漬け、つけた水ごと煮て、ゆでこぼします。絞って適当に切ってから、出し汁に砂糖、みりんを入れて、にんじんと油揚げの千切りと一緒に紙蓋をして煮ます。私はあまり柔らかにせず、少ししゃきしゃき感が残る方が好きです。最後に醤油を入れて、煎り胡麻を振りかけました。

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年を取るにしたがって、こういう和食が好きになりました。若い頃は煮魚はそれほど好きではありませんでした。一旦油で焼いてから煮ると、さっぱりしてはいますが、コクが出ます。

切り干し大根の煮付けは、母が良く作っていました。ひじきの煮物や大豆とレンコン、ゴボウの煮付けなどと共に、いつも冷蔵庫に入っていたものでした。
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by Mchappykun | 2010-10-28 03:06 | レシピ

鶏肉ロールのグリル シチリアスタイル&洋ナシのデザート   10・26・2010

本来は仔牛の肉の料理ですが、近くのスーパー、ラルフズでは仔牛の薄切りが売られておらず、鶏の胸肉で作ってみました。鶏肉ですと、中までしっかり焼かなくてはならず、多少時間がかかります。魚の焼き網でアルミホイルをかぶせて焼きましたが、香ばしく、なかなか美味しく出来上がりました。

ペコリーノ・ロマーノ(又はパルメザンチーズ)1/2カップ、生パン粉、パセリのみじん切り、松の実、干しぶどう(又はカラント-お湯で柔らかにしておく)、各1/4カップを混ぜておきます。鶏肉は厚いところは観音開きにし、両面をラップで覆い、肉たたきで5ミリの厚さに均一に叩きます。肉に塩胡椒し、チーズのミックスをのせて広げ、幅の狭い方から巻いて行きます。最後は楊枝で留め、塩胡椒し、オリーブオイルを塗ります。

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庭の鉢植えで伸び放題のローズマリー。枝を葉っぱごと肉に刺して焼きました。ローズマリーの香がお肉に移って、美味しくなりました。これはMario Batali のレシピを参考にしました。

付け合せの一つはブロッコリ。硬めにゆでてオリーブオイルでガーリックの薄切り、鷹のツメと一緒に炒めます。白ワインを入れて蒸発するまでかき混ぜながら炒め、最後にレモン汁と塩、胡椒しました。

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エスプレッソで煮た洋ナシがとても美味しく出来ました。ほとんど甘くなく、エスプレッソとコーヒーリカーの香りがよく、大人のデザートに仕上がりました。

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洋ナシのエスプレッソ煮
Jacques Pepinのレシピより

材料(4人分)
洋ナシ(ボスクのような少し固めのほうが良い)4個 皮をむき、底の方から芯をくりぬく。(メロンボーラーを使うと簡単です。また茎は残しておきます。)
エスプレッソコーヒー 2カップ(普通の濃い目のコーヒーでも良いですが、インスタントでないほうが美味しく出来ます。)
水 約2カップ
ブラウンシュガー 1/3カップ
レモンの皮のすりおろし 小匙1
カルーアなどのコーヒーリカー 大匙2

1.皮をむいた梨を丁度4個入る大きさの鍋に入れ、エスプレッソを加え、梨がかぶるくらいの水を加える。砂糖を入れ、煮立たせる。煮立ったら弱火にし、蓋をして柔らかになるまで煮る。(梨の硬さによって時間を加減する。梨がそれほど硬くなかったので、私は20分でしたが、硬いときは30-35分かかることもあります。)

2.梨をボウルに取り、ジュースを1カップになるまで煮詰める。レモンの皮を入れ、梨の上にかける。冷蔵庫に入れて冷す。

3.サーヴするときはコーヒーリカーを皿に注ぎ、梨を置き、エスプレッソをかける。

お好みで、クッキーやアイスクリームを添えても。私はアイスクリームと一緒に頂きましたが、とても美味しかったです。
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by Mchappykun | 2010-10-27 02:02 | レシピ

雨の朝と鶏の巌石鍋    10・25・2010


明け方、ちょろちょろという水の流れる音で目が覚めました。今朝も雨です。ご近所のやしの木が雨に煙って、紗がかかっています。サンディエゴでこんなしとしと雨は珍しいことです。薄暗い雨の朝の風景を見て、ドビッシーの歌曲を思い出しました。

Il pleure dans mon coer comme il pleut sur la ville.(巷に雨が降るように私の心に涙が落ちる。)
日本語では「巷に雨が降るように」という題で知られている歌曲集「Ariettes Oubliées-忘れられた小歌曲」の中の1曲です。ピアノ伴奏が一貫して16分音符で雨を表し、その上を美しい歌のメロディーが流れます。コンサートで歌ったことのある曲ですが、ドビッシーは難しい。フランスに暮らしたこともない私が、あの雰囲気をどこまで表現できたかは疑問です。(青字をクリックすると、バーバラ・ヘンドリックスが歌っているYouTubeにいきます。)

さて、お天気がはっきりしない今日この頃、身も心も暖かになるお鍋にしました。実はこのお鍋、金曜日の夕食に予定していたのですが、やっと料理することが出来ました。このお鍋は「山さき」と言う料理屋さんの看板料理で、本来は鶉の肉を骨ごと挽いて、旨みを出すもののようです。木綿豆腐をひき肉と一緒に和えて、見た目が巌石のように見えることから、このような名前をつけたのだそうです。

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鶉の肉は手に入りませんので、鶏肉を使い、骨の代わりにたけのこのみじん切りを加えました。あれば、たけのこでなく、慈姑の方が良いと思います。ひき肉団子に少しコリコリした感触のものを加えると、美味しくなります。

濃いかつおの出し汁に、塩と醤油で味をつけます。ひき肉とたけのこのみじん切りを塩、醤油で薄味をつけ、粘りが出るまでかき混ぜ、水切りした豆腐と一緒にざっくり混ぜ、下ゆでします。

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このお鍋にあうのは、白菜、きのこ類、そして、クレソンや芹です。さっぱりとして、上品なお鍋です。最後はご飯を入れてお雑炊が定番ですが、お鍋だけでお腹が一杯になってしまいました。

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by Mchappykun | 2010-10-26 01:27 | レシピ

中華レストラン・御園    10・24・2010

土曜日の午前中に、台湾人のS さんから急に夕ご飯のお誘いを受けました。集まるのはいつものメンバー。いつものメンバーと言っても、このSさんと私たちはサンディエゴ在住ですが、もう一人の台湾人Hさんはアメリカ東海岸、韓国人のSさんはソウル在住です。

皆、夫の仕事仲間ですが、長年家族ぐるみのお付き合いで、気心の知れた楽しい友達です。札幌の会議でもこの方々と夕食をご一緒しましたが、今回は両Sさんの奥様方と私も加わって、総勢7人です。

台湾人のSさんが選んでくださったのは、Miramar Road沿いにあるホリデー・インの1階にあるChin’s Seafood and Grill、御園

Sさんは中国語で書かれたメニューから、色々注文してくださいました。アメリカの中華のレストランでは、往々にして、英語と中国語の二つのメニューがあり、中国語のメニューには英語のメニューにはないものがあります。中国語が話せる方と中華のレストランに行くと本当に便利です。
魚のスープ
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牛フィレ肉の炒め物
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このメンバー、顔は皆アジア人ですから、レストランの方が私たちにまで中国語で話しかけるので、少々困りましたが。

ロブスターの炒め物
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さて、Sさんは6人分のセットメニューにロブスターの料理を追加しただけなそうですが、次から次へデザートを含め10種類もの料理が出てきました。テーブルに載り切らないほどで、お皿を積み上げなくてはいけませんでした。

中国瓜の炒め物
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鶏肉とくらげ
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どれもとてもおいしい料理でしたが、私は、特に湯葉巻き、魚(レッド・スナッパー)、中華の瓜の料理が美味しかったです。この瓜は中華のスーパー、99ランチに売っていると言うSさんの奥様の話ですので、今度是非試して見ましょう。

お餅の炒め物
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湯葉の料理
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テーブルにのり切らないご馳走の数々
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レッドスナッパーの料理
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デザートの小豆のスープ
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おいしい料理に舌鼓を打ちながら、皆でワイワイ、好き勝手なことを話し、本当に楽しい一夜でした。企画してくださったSさんご夫妻、お集まりいただいた皆様、ありがとうございました。
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by Mchappykun | 2010-10-25 02:57 | レストラン

タイレストラン&さっぱり夕ご飯    10・23・2010

ロサンジェルスで用事があり、朝早くに家を出ました。この日も空は灰色の雲に覆われていて、雨もぱらついています。でも、大雨でなければ、かえって曇りの日は車内も暑くならず、運転しやすいものです。

午前中の用事が終わり、午後の用事に取り掛かる前に、お昼ご飯を食べにタイレストランに出向きました。どんな時でも美味しいものを食べるのに準備を怠らない夫。昔の映画で有名になった通り、サンセット・ブリバードにある南タイ料理のお店、「Jitlada」にやってきました。

目移りして、どれにしたら良いのか迷う多彩なメニューから、私たちは三品選びました。

最初に出てきたのはグリルしたムール貝とココナッツミルクの入ったソース。

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このソースが素晴らしく美味しく、ジャスミンライスにかけて頂きました。ウエィターさんも、「このソース美味しいでしょ。」と自慢げでした。

二品目はCrispy Morning Glory Salad。モーニング・グローリーは普通は朝顔のことですが、南アジアの野菜で、朝顔のような花が咲くところから、このような名前になったのでしょう。またの名をWater Spinach(中華のほうれん草)、日本語でいう空心菜のことです。このてんぷらのようなから揚げに海老が沢山載っているサラダです。このから揚げがとても美味しく、ドレッシングも甘く、ほんの少し酸っぱく、複雑な味でした。

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最後に出てきたのがレッド・スナッパー(キンメ鯛の一種)とベービーロータス(若いレンコン)とココナッツミルクが入ったスープ。

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またこのスープが非常に美味しく、ベービーロータスのしゃきしゃきした感触も楽しく、夢中で頂いてしまいました。ベービーロータスというのは始めて頂きましたが、切り口は細いながら、きちんとレンコンの穴があいており、ホワイトアスパラガスをもう少ししゃきしゃきさせたような歯ざわりがあります。

今まで食べたタイ料理で、一番美味しいレストランでした。とても満足して、次の用事を片付けたのでした。

金曜日の午後はラッシュアワーが早くに始まるので、帰りは少し時間がかかりましたが、それでも5時前には帰り着くことが出来ました。

さて、往復4時間以上の運転で疲れたのと、お昼にたっぷり頂いたので、夕ご飯はさっぱりと簡単に済ませることにしました。それが、次の献立です。

大根おろしとだしまき玉子
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胡瓜と大根のゆかりの即席漬け
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うずみ豆腐
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うずみ豆腐は前にも載せたことがありますが、今回はセリを刻んで載せました。芹は、韓国の食料品店、ザイオンでお鍋にしようと、一昨日買い求めたものです。芹の独特な香がとても美味しく仕上がりました。

うずみ豆腐
濃いかつおだし汁(かつお節を入れて弱火と中火の間の火加減で5分煮出します。)に白味噌を溶き、豆腐を玉じゃくしなどで掬って入れます。熱々をお椀によそい、和辛子を落とし、熱いご飯をその上に載せます。私は芹を使いましたが、ミツバも良いでしょう。前回は柚子胡椒でした。柚子があったらそれも香りがよく、美味しいでしょうね。

お昼に沢山頂いた日の夕食にぴったりの献立でした。
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by Mchappykun | 2010-10-24 02:42 | レストラン

鶏肉とセロリアック、ガーリックの煮込み料理   10・22・2010

先日知野ファームから買ってきたセロリアック(セロリの根)。買ったときはじゃがいもと一緒にピュレにしようと思っていたのですが、気が変わり、鶏肉、ガーリックと共に煮込んでみることにしました。

鶏肉(骨付きのもも肉)に塩胡椒し、オリーブオイルで表面が狐色になるまで焼きます。別皿に取り出し、余分な油はペーパータオルでふき取り、新たにバターを入れて、皮をむいて2センチ角に切ったセロリアックと皮をつけたままのガーリックを8-10個炒めます。焼き色がついたら白ワインとチキンストック、ローレル、タイムを入れ、煮たったら鶏肉を(皿に出てきた汁も一緒に)戻し、15-20分、蓋をして弱火で鶏肉に火を通します。

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セロリアックより、ガーリックがほっこりとしておいしい料理になりました。もっと入れてもよかったかもしれません。これはアメリカのネットのレシピを参考にし、私流に少しアレンジしました。

副菜はコーンと赤いパプリカのバター炒め。パプリカはピーラーで皮をむいた方が美味しくなります。お好みで、塩、胡椒を振りますが、コーンが甘いので、何の調味料も要らないくらいです。

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15日に知野ファームから半ダース買ったコーン。最初は野菜のパスタ、2回目がスープ、そして21日のパプリカとのバター炒めと、6日間で3種類のコーン料理を堪能しました。蒸して、冷蔵庫に6日置いていても、相変わらず甘さ充分でした。

サラダはグリーントマトとサラダグリーン。ドレッシングはヨーグルト味です。

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by Mchappykun | 2010-10-23 08:57 | レシピ