今年の茗荷の収穫は11本。最初の年が2本、2年目の去年は6本、毎年確実に増えていくので、来年が楽しみです。日本食料品店で売られている茗荷は、何と1本$2.99ですから、我が家で育つ茗荷は宝物です。
茄子はへたを取り、切り口に縦に四つ切り込みを入れ、ラップをフワッとかけて、電子レンジで1分20秒ほど。柔らかになって冷めたら縦に手で裂き、斜めに千切りにし、塩か白醤油で下味をつけます。
色を付けたくないので、普通の醤油は使いません。
豆腐は塩を入れた湯で茹でて水を切ります。さらにペーパータオルで包んで余分な水分を絞っておきます。
一方胡麻は炒ってすり、(市販の練り胡麻を使おうと思っていたのですが、気がついたら胡麻を擂っていました。)先ほどの豆腐を裏ごしして加え、味噌(生憎白味噌を切らしていたので赤味噌です。)、砂糖、みりん、白醤油で調味。
薄切りの茗荷と大葉の千切りは水に晒して灰汁を抜き、茄子と一緒に白和え。茗荷の花を添えて、夏らしい爽やかな一品です。
白和えの衣が余ったので、次の日は無花果に合わせてみました。無花果は縦半分に切ってオーブントースターで数分ローストして冷まし、白和えの衣をこんもりのせ、八丁味噌パウダーを振りかけました。この味噌パウダーが良い仕事をしました。
(無花果はローストしなくとも良いのかもしれませんが、生っぽさをなくすために軽くローストしました。)
無花果は胡麻にも味噌にも合うのですね。ちょっと洒落た一品になりました。友達から頂いた大きくて甘い無花果の最後の一品も美味しく頂きました。友達に感謝!
実はこの日、一番美味しいと思ったのは厚揚げと茄子とインゲンの煮物です。
厚揚げは熱湯をかけて油を抜き一口大に切り、茄子は縦横四つに切って塩水に10分晒します。水気を拭いてサラダオイルでソテー、熱湯をかけて余分な油を落とし、鰹だし汁、砂糖、みりん、醤油の煮汁で落とし蓋をしてコトコト煮、途中でインゲンを加えます。
鰹節でとった出し汁のよい香りが、しみじみ ほっとするする美味しさでした。
この日の後の二品はシマスズキの酢締めの翁和え、板ずり胡瓜と。白い器に入れたのは烏賊の雲丹和え。練り雲丹を酒でのばし、たっぷりの刻み海苔をかけました。
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