パリにあるサル・プレイエル(Salle Pleyel)コンサートホール内のカフェのメニューにあるという、ハンバーガーです。ハンバーガーといえば、マクドナルドに代表されるようにアメリカのもの。それをアメリカ人にもそしてフランス人にも好まれるように、エレーヌ・サミュエル(Hèlène Samuel)という方が創作したハンバーガーなそうです。

日本のハンバーガーともアメリカのものとも違った、高級感のあるハンバーガーです。お肉を食べた、という満足感があります。アメリカのものと同じく、白胡麻のついたバン(ハンバーガー用のパン)にはさんでいただくようですが、私はパンの代わりに、ポテトのスライスをオーブンで焼きました。
フランス風ハンバーガー
レシピ:Dorie Greenspan 著「Around my French Table」より
材料(4人分)
オニオン・マーマレード
紫玉ねぎ 中1個 みじん切り
水 1カップ
コリアンダーの粉 小匙1
無塩バター 大匙1
塩、胡椒
バーガー
サン・ドライド・トマトのオイル漬け 1/3カップ 粗みじん切り
ケイパー ¼カップ
コーニション 6個
フレッシュなタラゴン ¼カップ
パセリ ½カップ
牛ひき肉 600g(出来ればサーロインの部分)
塩、胡椒 (ケイパーやコーニションに塩気があるので、塩は入れなくともよい。)
グレープシードオイル又はピーナッツオイル 大匙1
パルメザンチーズ ピーラーで薄くシェイブして1/2カップ
1.オニオン・マーマレードの材料を鍋に入れ、弱火で約20分、柔らかでジャムのようになるまで煮詰める。(2日まで冷蔵庫で保存できる。)
2.ミニ・フードプロセッサーで、トマト、ケイパー、コーニション、タラゴン、パセリを細かくする。
3.2と牛のひき肉をあわせてこね、厚さ2センチの4つのバーガーを形作る。
4.フライパンを非常に熱くし、オイルを入れ、中火でバーガーを焼く。片側2分でミディアムレアー。3分でミディアム。
5.オニオン・マーマレード、パルメザンチーズ、と一緒にサーヴする。
オニオン・マーマレードがケチャップの代わりを果たします。オニオンの自然な甘味がとても合います。このメニューを出すカフェでは、要望があれば、ケチャップも出すそうです。が、これにケチャップをつけては台無しだと思います。
このハンバーガーのコツは脂身の少ない新しい牛ひき肉を使うこと、2センチとかなり厚さを持たせること、厚手のフライパンを熱く熱すること、焼きすぎないこと、だと思います。
付け合せのポテトは、皮をむいて、2ミリの薄切りにし、少しずつ重ねながら、アルミホイルを敷いた鉄板の上に置きます。溶かしバターを上にかけ、おろしたパルメザンチーズ、パプリカをかけ、200度Cに温めておいたオーブンで約20分焼きます。
アメリカのハンバーガーには、フレンチ・フライがお決まりですが、少し、目先を変えて、こんなポテト料理も良いでしょう。この料理は30年前から作っているレシピです。久しぶりに思い出して作ってみました。
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