10月のハロウィーンと11月の感謝祭にはパンプキンが欠かせません。10月に入ればスーパーには大小さまざまなオレンジ色のパンプキンが山と積まれ、家の内外にも飾りに使われます。
我が家のそばのスーパー、VONS。2週間前までは8個の大きな箱から溢れるようにパンプキンが入っていましたが、26日の今日は底に残っているだけ。
家の玄関口には何気なくパンプキンを置いていたり、凝ったデコレーションをしたり、犬の散歩をしながら、こちらを楽しませてくれます。
アメリカに来た当初、この色鮮やかなオレンジ色のかぼちゃを始めて見た私は、これは飾り用で食べられるとは知りませんでした。
日本の栗かぼちゃに比べれば水っぽくて、甘味がなく、味は落ちますが、このオレンジのかぼちゃもちゃんと食べられるものだと教えてくれたのは、日系二世のJさん。「飾るだけじゃ勿体ないわよ。ちゃんと食べられるのだから。」そうは言われてもねぇ。と長いことこのかぼちゃはもっぱら飾りだけに使っていました。大体何週間も外に置いていたかぼちゃを料理する勇気もありませんでした。
でも、先日近くのスーパーでつややかなオレンジ色のパンプキンを見て、料理しようと思いたちました。
昨年は片手に入るほどの小さなかぼちゃにグラタンを作りましたが、今回のかぼちゃは両手に入るほどの大きさです。
かぼちゃは生のまま、上部をくりぬきます。種とふわふわの繊維をこそげとり、塩胡椒します。カリカリにしたベーコン(2-3枚)とパン(半枚)の角切り、青ねぎのみじん切り少々、チーズ(チェダーやグリエールなど)のみじん切り、タイム、ナツメッグ、生クリーム(半カップ)を混ぜて、かぼちゃの中に詰めます。くりぬいた上部をかぶせて、350度F(230度C)に温めたオーブンに入れ、1時間45分から2時間焼きます。かぼちゃの大きさによって時間を調節してください。
出来上がる15-20分前に上部の蓋を取って焼きます。あまり焦げるようでしたら、アルミホイルをかぶせてください。
焼き時間は長いですが、ホワイトソースを作らないので、簡単です。器としてだけでなく、果肉もスプーンでとりながら一緒に頂きます。ほんのり甘く、オーブンでこれだけ焼けば水分も抜け、美味しく頂きました。レシピはDorie Greenspan著「Around my French table」を参考にしました。
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