今は年中出回っているかぼちゃですが、本来は秋から冬にかけての野菜だったと思います。冬至かぼちゃというくらいですから、冬にカロチンたっぷりのかぼちゃを食べて、元気に過ごそうということだったのでしょう。
かぼちゃはスープにするのが私は一番好きです。ニジヤさんで半分に切って売られている色の濃いかぼちゃを見て、美味しそうなので買ってきました。適当に切った後、ふわっとラップをかけて、電子レンジで柔らかにしてから、皮を剥きました。その時点で、ホクホクとして美味しさが伝わってきました。
バターでたまねぎのみじん切りを炒め、皮を剥いたかぼちゃを炒め、少量の水を加えて柔らかになったら、フードプロセッサーまたはミキサーでスムーズにします。私は今回は横着をしてマッシャーで潰しました。牛乳を加えて、塩胡椒で調味して、お皿に盛ってから生クリームを加えました。
ところが生クリームの箱から直接入れたら、ドバーっと入り過ぎ、見るも無残になってしまいました。ここは横着をせずにスプーンを使うべきでした。最後にりんごの角切りとローストした胡桃をトッピング。このトッピングがかぼちゃのスープにぴったりでした。意外な組み合わせですが、とても美味しくなります。皆様もどうぞお試しください。アイディアは私の大好きな本、Dorie Greenspan著「Around my French table」からです。
メインはエボダイのマリネ・ベニス風。これはやはり私のお気に入りの本、Mario Batali「Molto Italiano」を参考にしました。エボダイは内臓をとって水分をしっかり拭き、片栗粉に塩胡椒を混ぜてまぶし、少し多めのオリーブオイルでカリッとソテーします。一方、たまねぎ(出来ればスィートオニオン1個)のみじん切りをオリーブオイルで炒め、松の実(1/4カップ)、レーズン(1/2カップ、本当はカラントを使います。)、砂糖(大匙2)を加え、更に赤ワインヴィネガー(11/2カップ)を加え、少し煮詰めます。この量は4人分です。
先のエボダイにかけて、味をなじませます。本で使っている魚はひらめのフィレですが、白身系の魚なら何でも合いそうです。
ワインヴィネガーのマイルドなすっぱさとレーズンの甘味がマッチして、少し変わった美味しいマリネです。
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