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やせっぽちソプラノのキッチン

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アップル・カスタード・タルト

リンゴは生のまま食べるのもジャムにしてもお菓子にしても大好きです。特にリンゴが焼ける甘酸っぱい匂いは子供の頃を思い出して、温かな気持ちになります。

昔、母はよくリンゴを煮てケーキの生地にのせ、その上にリボン状の生地を格子状にのせて焼いていました。

夕べは残っていた生クリームを使いたくて、タルトの上に厚めに切ったリンゴをのせ、カスタードを流して焼いてみました。

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母の手作りお菓子より大分進化した私のヴァージョンですが、当時はオーブンもなく、炭をおこして無水鍋の蓋にのせて弱火でケーキを焼いていた母の手間に較べれば、文明の利器を大いに利用した私のお菓子は手間いらずです。

アップル・カスタード・タルト_a0127398_2103080.jpg

合唱のパート練習の後にお出ししましたが、幸い好評で、あっという間にきれいに無くなりました。



アップル・カスタード・タルト(Alsatian Apple Tart)
レシピ:Dorie Greenspan著「Baking」参考
材料 (約22センチのタルト型1個 6ー8人分)
カップはアメリカサイズの250ml


タルト生地
小麦粉  1と1/4カップ
アーモンドフラワー  1/4カップ
粉砂糖 1/3 カップ
無塩バター 大匙9
塩 小匙1/4
卵の黄身 1個 (冷水を入れる方法もありますが、黄身の方が生地が縮まないようです。)

1.タルト型にバターを塗り、底にパーチメントペーパーを敷き、更にその上からバターを塗る。(このバターは分量外)

2.小麦粉、アーモンドフラワー、砂糖、塩をフードプロセッサーでかき混ぜる。小さく切ったバターを加えてオートミール状になるまで撹拌する。

3. 卵の黄身をほぐし、3回に分けていれる。1回入れるごとに10秒撹拌し、最後は生地が一つにまとまるまで撹拌する。

4. 生地をラップの中でまとめ、2枚のラップに挟んで麺棒で型より少し大きく伸ばす。上のラップをはがし型に入れて丁寧に型に押し付け、上のラップをはがす。余った生地は薄いところなどに貼付ける。

5. アルミホイルのピカピカの面にバター(分量外)をたっぷり塗り生地の上につくようにかぶせて、冷凍庫に少なくとも15分入れて冷やす。完全に冷凍しても大丈夫です。その場合は凍ったまま焼きます。

6. オーブンを375度F(190度C)に温めて、中段で20ー25分焼く。(生地が固くなっていれば、重石をしなくとも大丈夫です。)アルミホイルを丁寧にはがして完全に冷ます。(今回は部分焼きです。完全に焼くには更に8分焼きます。)

フィリング
リンゴ (ゴールデンデリシャス)中3個
生クリーム 3/4カップ
砂糖  大匙4
卵  大1個
卵の黄身 1個
ピュア・ヴァニラエッセンス  小匙3/4

リンゴのジェリー  1/3カップ
ラム酒 小匙1
水 小匙1/2

1. リンゴは4つに縱に切り、芯を取り皮をむき、更にそれぞれ縦に3等分する。(1個のリンゴを12等分)

2. 上記のリンゴをタルトの上に少し重なるようにきれいに並べる。

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3. 生クリーム、砂糖、卵、黄身、ヴァニラエッセンスを把手のついたメジャーカップ(これが一番便利)の中でかき混ぜ、リンゴの上から静かに流し入れる。タルトのふちより少し下になるくらいで止める。

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4. 375度F(190度C)に温めておいたオーブンの中段に入れ、50ー55分、串を刺して何も付いて来ないようになるまで焼く。途中あまり焦げそうだったらアルミホイルをフワッとかける。

アップル・カスタード・タルト_a0127398_2113851.jpg

5. 荒熱がとれたら、リンゴのジェリーにラム酒、水を加え、温めて滑らかにして、タルトの上から丁寧に刷毛で塗る。

少し温かいか、室温でお召し上がりください。作ったその日が一番美味しいです。



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by Mchappykun | 2014-10-18 02:13 | レシピ