エボダイは日本食料品店で手に入る数少ない冷凍物でない魚です。そして、とても安価。小骨が多いのが難ですが、淡白で美味しい魚です。
夕べは久しぶりに鶏ガラでストックを作ったので、スープをたっぷり使って蒸し物にしてみました。
私のチキンストックの作り方です。まず、鶏ガラを洗い、水から煮て一旦茹でこぼします。鶏ガラを再度洗い、残っている内臓を取り除き、血もきれいに洗い流します。再び水を鶏ガラがかぶるくらい入れ、葱(青いところなど捨てるようなところで良いです。普段は入れない根っこまで入れてしまいました。)、皮付き生姜を少し潰して一緒に入れ、煮立ったら、極弱火(表面の湯が動かない程度)で2時間煮ます。このような弱い火加減ですと、スープが濁りません。
灰汁は取り除きますが、一回茹でこぼしているのでそれほど灰汁は上がってきません。洋風の料理でも、私は生姜の風味が好きなので邪魔になりません。
エボダイは鰓と内蔵を取って、きれいに洗い、片面のお腹に十字に切り込みを入れ、水分を拭き取り、蒸し器に入るお皿に載せ、塩と日本酒を振り入れ、チキンストックをたっぷり注ぎます。
葱と生姜のスライスを加え、湯気の上がっている蒸し器に入れて、やや強めの中火で10分。一緒に入れた葱は捨て、新たに葱の千切りと針生姜をのせて出来上がり。お魚からも出汁が出て、極上のスープになりました。
副菜はありきたりですが、蕪を使った二品。葉っぱは油揚げと素干しのアミと一緒に炒め煮。日本酒と醤油の調味です。最後に粉山椒をふりかけました。
蕪の実は茹でた葉っぱと人参と一緒に塩揉みし、レモンを加えた私の定番です。
残るかと思った野菜料理もきれいに完食。さっぱり、ヘルシーで美味しい夕食でした。
ご訪問ありがとうございました。