さつま芋というのを滅多に買ったことがありません。お節料理の華頂山きんとんを作る時くらいかもしれません。たまにはさつま芋も食べた方が良いのかも、と思い、日本食料品店から立派な日本のさつま芋を買ってきました。
ところが、やはりちっとも料理せず、冷蔵庫に長いこと忘れ去られていました。幾らなんでもかわいそうなので、夕べはさつま芋と半分残っている生クリームでポタージュにしました。
さつま芋は厚目に皮をむいて水に晒し、皮はキンピラに。玉葱のみじん切りをバターで炒め、一口大に切ったさつま芋を炒め、生姜を一かけ擂り下ろして水と一緒に加え、柔らかに煮ます。ミキサーでピュレにし、牛乳と生クリームを好みの固さになるまで加えました。

塩少々と白胡椒で調味。でも、何だかもの足りません。スープ皿に盛ってから、カエンヌペッパーとパセリの蕾を浮かせて出来上がり。これでパンチのあるポタージュになりました。
さて、メインです。夕べはハーブたっぷりの牛カツにしようと、鉢植えからタイム、オレガノ、セイジをとってきて、ガーリックのみじん切りと一緒に叩き、塩胡椒を加えて、さあ牛肉の上に、と冷蔵庫から取り出した牛肉は、カツ用ではなくすき焼き用の薄切りでした。

どうしましょう。折角ハーブを沢山切ったのですから、使わねば。仕方なく薄切り肉の上において、三つに折って小麦粉をまぶして、ソテー。
いつもはすき焼き用の薄切りも脂身の少ない所を買うのに、今回に限って脂身の多い、すき焼きなら美味しいだろうと思う部分でした。やれやれ。

サラダは白菜とりんごとカラント。シャンペンヴィネガーとオリーブオイルと塩胡椒の単純なドレッシングです。

どこでどう思い違いをしたのか、それとも始めから間違ったパックを手にしたのか。思い込みというのはなかなか厄介なものですね。
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