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やせっぽちソプラノのキッチン

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クリスマスツリー                     12・4・2009

Thanksgivingが終わったと思ったら、もう12月。今年は頑張って大分早めにクリスマスツリーを飾りました。クリスマスツリーの飾り付けをする時は、今までの色々なことが思い起こされます。オーナメントには一つ一つ思い出があるからです。

わが家が最初にクリスマスツリーを飾ったのは確かイギリスでのこと。でもクリスマスツリーは私が子どもの頃から飾っていました。小さいツリーを買ってきて、下の兄がツリーを固定する箱を作り、きれいにレンガが積まれたように色を塗り、ていねいに上には雪までかぶさったように仕上げたのでした。古い色あせたオーナメントはかえって風情があり、姉たちと一緒に飾り付けするのは楽しいイベントでした。

結婚して娘が生まれて、二度目のイギリス滞在で、私たちはやはり小さなツリーを買ってきて、飾りました。その時のオーナメントは今でも少し残っています。そしてアメリカに移ってきてからは毎年、少しずつオーナメントを買い揃えていきました。何しろ、アメリカには大きな木しか売っていないのですから、その木をオーナメントで飾り立てるには沢山必要でした。

東海岸に住んでいた時は、クリスマスの時期には毎年わが家でピアノと歌の発表会を開きました。会場となるスタジオにもクリスマスツリーが欲しいと思い、人工のツリーを買い、一階のリヴィングルームには本物の木、地下のスタジオには人工の木とクリスマスツリーを二本も飾ったのです。

オーナメントには私たちが買い求めたほかに、色々な方からプレゼントされたものもあります。オーナメントをみると、下さった方々のお顔が浮かびます。これは近くに住んでいて、姉と弟がピアノを習いに来ていたJちゃんとD君。もう二人とも大学生でしょう。Jちゃんは卒業したかもしれません。この長いオーナメントはK君。K君もお母様も私の生徒でとても上手でした。あぁ、これはちょっと教えるのが大変だったあの男の子。次から次へと生徒さんとそのお母様の顔が浮かびます。アメリカは車で母親や父親が連れてきますので、親御さんとも親しくなります。毎週、ほんの二言か三言話を交わすだけですが、それがとても大事です。その二言か三言で子どもの色々なことが分かったりします。きっと、親の方も同じではないでしょうか。

話が横にそれました。オーナメントには娘が作ったものもあります。いかにも子どもらしい字や絵が描いてあったりします。ツリースカートも私がキットを買ってきて刺繍をした手作りです。娘のクリスマス・ストッキングやリースも作ったものでした。もうこんな細かいことはする気になりません。オーナメントには我が家の歴史が詰まっているのです。

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これもイギリスの思い出。大分汚れてしまいましたが、大好きな置物です。

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by Mchappykun | 2009-12-05 06:23 | 思い出